世界名作劇場「小公女セーラ」追加考察2

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特集!アーメンガード

今日はこのラビニア様がこのページを乗っ取ったわよ!
ラビニア様大特集!

・本日、6月16日はラビニアの誕生日(だと思われる)。

 皆さん、ご機嫌いかが?
 私、「小公女セーラ」のラビニアよ。
 今日は私の誕生日なのよ、根拠ですって? 「小公女セーラ博物館」でセーラの誕生日が3月17日って言ってたわね。
 同じ理論で行けば私の誕生日は今日のはずよ。だって劇中でも私の誕生日は初夏として描かれていたじゃないの。
 だからアーメンガードには出て行ってもらって、ここで私の魅力をたっぷりお伝えすることにするわ。
 このサイトの管理人の趣味は変わってないわ、あの人は相変わらずアーメンガードに萌えているわ。けどね、今日は何が何でも私のことを書かせてやるわ。
 まったく、あんなドジでのろまのどこがいいんでしょうね。
 では管理人のはいじま、あとはよろしくね。

  

1.ラビニアについて
 「あとはよろしく」と言われても、ラビニアでは書くネタに困るぞ。
 さて、ラビニアであるが多くの人が子分二人を引き連れてセーラをいじめるという役回りを思い出すだろう。「小公女セーラ」における彼女の役割は、セーラを徹底的に敵視していじめ続けるというものであるが、アニメ制作側はそのラビニアに対してとても納得のいく性格付けをしたと思う。
 嫉妬深く、意地っ張りで、プライドが高く、常に自分がナンバーワンでなければならないという性格付け。その背景にはラビニアの両親が元々裕福だったわけではなく、油田で一発当てた成金として描いてその性格に説得力を与えている。その辺りについては本文考察で述べているのでそちらを参照して頂きたい。また兄妹などもいないようで、つまりは両親に甘やかされて育ってきたと解釈することが可能なのだ。


↑記念すべき初登場シーン

 だからこそラビニアは学院ではリーダーをやっていないと気が済まないのだ。セーラが現れる前の彼女にとって、他の生徒達は自分の指揮下に入って当然の存在だと思っていたのだろう。その思い込みはミンチン院長から「代表生徒」という地位を与えられたことで公認されてしまう。つまりラビニアは学院で天下を取ったわけで、他の生徒達はラビニアに従うより他はなかったのだ。そこに現れたのがセーラである。
 ただしセーラとラビニアではミンチン学院における生き方は全く違った。セーラもラビニアも気品の良さと頭の良さは同等だと思われる、ただフランス語においては母親がフランス人だからセーラに分あっただけなのだ。その頭の良さの使い方が全く違ったのだ。セーラは自然体であることを貫こうとした、そのために生徒達を従わせるのでなく楽しませることで人望を集め、自然にリーダーになる片鱗を見せ始めたのだ。ラビニアは絶対強者であるミンチンに取り入ることで発言力を高め最終的には「代表生徒」という地位とそれによる力でリーダーに成り上がったのだ。つまりセーラの「頭の良さ」にはリーダーとなるべく天性を含んでおり、ラビニアの「頭の良さ」には例え小さな世界でも政治力でもってリーダーに上り詰めるだけの賢さを含んでいるのである。
 ではミンチンがどっちのタイプの人間かと言えば、無論ラビニアタイプの人間であることは想像が付くだろう。さらにミンチンはラビニアに輪を掛けたようなタイプで、学院内で院長という立場である自分にヘコヘコと頭を下げてこない人間が認められないのである。だからこそラビニアとはウマが合うのだし、ミンチンはラビニアに一目置いたのだ。対してラルフが死去する前のセーラはミンチン学院の中でやりたい放題だった、最初の授業でミンチンに遠慮することなく上手なフランス語を披露し、馬車で勝手に外出したり、学院内でパーティを開いたりと、本当に悪く言えばミンチンに遠慮せずに好き放題やっていたわけである。
 だからこそ本来ならば学院内におけるラビニアの天下は変わらないはずだった、多少セーラに人望があったにしてもミンチンを味方に付けているのだから。ラビニアもミンチンがセーラを嫌っている点に気付いたかどうか分からないが、自分の天下は揺るがない分かっていたことだろう。
 ところがミンチンはセーラの背後にある多額の資産に目がくらみ、自分の生きる道を踏み外す。そのしわ寄せの行き先はラビニアだった、ミンチンは媚びを売るためにセーラを代表生徒とし、セーラは名実共に学院のリーダーとなるのだ。ラビニアは一瞬にして苦労して築き上げたその地位を失い、ましてや人望もセーラに及ばない事を知っていたために大きなショックを受ける。つまりこれが後々までセーラを恨み、セーラに辛く当たる理由になって行くのだ。口先では「セーラを恨んでない」と繰り返すが、その言葉の節々にセーラに対する恨みが込められているのは物語を見ていれば分かるだろう。そのようにラビニアを演じた声優さんの名演も素晴らしい。


↑気に入らないことがあれば暴力も辞さない

 ラビニアはメイドになったセーラに辛く当たり続けるが、ある日セーラの友人であるアーメンガードから「なぜセーラをいじめなければならないのか?」という追求を受けることになる。最初はいつもの通り「セーラなんか恨んでいない」と恨みたっぷりに語るのだが、なおも聞き返すアーメンガードにラビニアはついに本音を言う。「セーラが堪えたふりを見せない」のが理由だと。
 この言葉には、セーラをいじめればいじめるほどラビニアが敗北感に苛まれるという事実が隠されていたことだろう。ラビニアからみればセーラは自分の前で涙を流して許しを請うたり、泣いて逃げ出すという展開を期待していたはずである。だがセーラはそんなそぶりを一度も見せず、ラビニアの言うとおりに動いたり、はたまた逆に正攻法で反論したりという対応だったのだ。結局ラビニアは落ちぶれたセーラをいじめても勝つことは出来ず、いくつかの事件によってセーラに対する人望が前とちっとも変わっていないことを思い知らされただけだった。
 さらに強烈な事実はセーラが落ちぶれてメイドになったのはラビニアが勝ったからではなく、セーラの運が悪くて勝手にラビニアの下に落ちただけの話である事だ。アーメンガードの追求を受けたことでラビニアはこの辺りの論理を思い知ったに違いない。セーラがメイドになろうが乞食になろうが、自分は絶対にセーラには叶わないと。だからラビニアはセーラに対する態度を少しずつではあるが軟化させるのだ。39話以降、ラビニアがセーラに意地悪をするのはハロウィンパーティのイカサマ行為のみ。これも何処まで本気だったか…少なくとも20・24・34話(このときのラビニアのセーラに対するいじめは本気だ)と比較すればたいしたことはないのは明白だろう。またセーラが追放される際も陰湿な言葉を掛けているのでなく、どちらかというとセーラを応援するとも取れる言葉でもって見送るのである。
 そしてセーラがクリスフォードに引き取られ、ラルフの破産も取り消しになっていると聞くとラビニアはセーラに対して「負け」を認めたのだ。負けを認めたラビニアはセーラと仲良くやるという手法に出るのだ。これはラビニアの性格から言うと、セーラと仲良くするという気持ちは本当だろうが心の何処かにセーラに対する人望を利用しようという気持ちもあったと思う。というよりセーラを味方に付けておかないと、この学院で本当に孤独になってしまうと気付いたのであろう。
 だがラビニアが認めた「負け」はミンチン学院でのその時点までのことであって、将来については「負け」を認めていない。ラビニアの最後の台詞を聞けばそれは誰にでも理解できるだろう。


↑ラビニアの寝顔

 ここまでアニメ「小公女セーラ」におけるラビニアについて語ったが、実は原作「小公女」のラビニアはアニメのそれとはかなり印象が違う。まず原作では登場頻度がかなり低くチョイ役でしかないという点が大きな違いだろう。アーメンガードやロッティは原作もアニメも登場頻度で言えばあまり変わらないのだが、ラビニア一味はなかなか出てこない。
 続いて原作のラビニアはセーラに対して明確な恨みを持っていないこと、生徒達を力で治めるリーダーである点はアニメのラビニアと同じだが、セーラの登場で人望こそは持って行かれたもののその地位や立場までは奪われていないのだ。そして原作ラビニアの劇中での地位はセーラをいじめる訳ではなく、単なる「皮肉屋」でしかないこと。その皮肉の矛先はセーラだけでなく、ミンチンに対しての時もあるのだ。無論セーラをいじめるわけではなく、セーラに無理難題を突きつけたり人格を否定するような台詞を吐くこともない。
 さらに原作ラビニアは特に裕福な家の子という設定ではないようだ。セーラがメイドになった後も特別室に入ることはなく、最後までジェシーやガートルードと一緒に一般生徒室で寝起きしていたようだ。

 以上ラビニアについて考察を長々と書いてみたが、恨まれ役とはいえこのキャラクターが物語を大いに盛り上げたことは否めない。ミンチンやラビニアが本気でセーラをいじめたからこそ、セーラに対する同情も高まったのは事実だ。セーラという可憐な少女がいじられ続けるというこの辛い物語において、恨まれ役を引き受けたラビニアにも拍手を送りたい。



2.ラビニアダイジェスト
 さて、ラビニアが一番印象に残る回はどれだろう?
 ここに彼女の活躍が特に印象に残る7話を選び出してダイジェスト版を作ってみた。このような趣旨のため、ここで取り上げる参照画像は物語への重要度ではなく、あくまでもラビニアが印象に残ったシーンや、他では見られない表情をしているシーンとした。
 各話ごとのあらすじ説明は、ラビニアを軸にしたあらすじである。

第7話「代表生徒」 屈辱度★★★★★
 ある日曜日、礼拝の時に代表生徒であり引率役のラビニアが、セーラと並ぶ位置を入れ替えるように命ずる。この日は市長夫人をはじめとする偉い人たちが礼拝の様子を見に来るというのだ。その晴れの舞台でリーダー役をセーラに奪われたラビニアは悔しさに表情を曇らせる。
 さらにこの日の午後、市長夫人見学のための特別授業でついに代表生徒をラビニアからセーラに代える旨が通達されたのだ。悔しさいっぱいで代表生徒席をセーラに譲るラビニアは、歴史の授業中に挽回しようと進んで手を挙げて発言しようとしても上手くいかず、結局セーラが褒められて自由に遊ぶことが許される。さらにジェシーとガートルードがセーラとの遊びに行ってしまうなど気に入らないことが続き、遂に部屋の机に八つ当たりする。その時に落ちてきた裁縫箱を見つけ…

「これで二人とも遅刻よ」

「はい、院長先生」

「あなた、列の一番最後に…」

「セーラさんは列の先頭に…」

「二人の席を取り替えなさい」

「今日から代表生徒はセーラさんです」

「マリーアントワネットは…」

「きらーん」

「危険な遊びにみんなを誘うなんて…」

第20話「謎の特別室生徒」 意地悪度★★★★★
 ある日のこと、ラビニアが立派な服を着て外出することになった。そのためにベッキーがラビニアの外出用の靴を磨いてくるが気に入らず、ラビニアはセーラに持ってくるように命じる。ベッキーの制止を振り切って靴を持ってきたセーラに、ラビニアは高飛車な態度で「履かせてちょうだい」と言う。このラビニアの行為にセーラは深く傷つく。
 ラビニアが出かけると、セーラとベッキーは特別寄宿生室を掃除するよう院長に命じられる。次のその部屋の主はなんとラビニアだった。ラビニアはさらにセーラに専属メイドになって欲しいと懇願するが、セーラの「お引き受けいたします、もしラビニアさんが以前のクラスメイトを専属のメイドにしたいとおっしゃるなら…」と答えた事で、かつてセーラはラビニアと共に学んだ仲だったと知ったラビニアの父がこれを断り、ラビニアを殴る。ラビニアの企みは回避されてもセーラの心は深く傷ついたままだった。

「これでセーラが来るはずよ!」

「履かせてちょうだい」

「履かせてちょうだい」

(何かを企んでセーラを見つめる)
 

「実はこの子が専用のメイドが欲しいと…」

「セーラを?」
 

「もしラビニアさんが以前のクラスメイトを専属のメイドにしたいと…」

「だって、パパ…」
 

(パシッ!)
 

第24話「エミリーの運命」 意地悪度★★★★★
 夏も近いある日、学院は代表生徒の誕生パーティで生徒も教師もメイドも忙しかった。そんな中、主賓であるラビニアはセーラを呼び止めて自室に来るよう命じ、セーラにパーティ用の服に着替えるのを手伝わせるのだ。それに対して何故自分を恨むのかと問うセーラだが、ラビニアは「セーラを恨む必要がある訳はない」と嘯く。着替えが終わったラビニアは、セーラに「屋根裏パーティの続きをさせてあげる」としてパーティ会場への入場に、セーラが手を取って行くことを命じる。プライドがズタズタにされつつもこれをこなしたセーラをさらに呼び止め、ラビニアはミンチンに「つい先日までクラスメイトだったセーラにも誕生祝いをさせてあげて欲しい」と懇願、そしてセーラに誕生日プレゼントとしてエミリーを要求するのだ。
 ラビニア達は誕生祝いに父から贈られた自転車で遊んでいた。そこにやっとの思いでエミリーを連れてきたセーラが現れる。ラビニアはなかなかエミリーを渡そうとしないセーラからエミリーを取り上げるが、最初にロッティが、続いてアーメンガードがセーラにエミリーを返すようラビニアを説得する。その声がいつしか全生徒の「世論」となり、ラビニアはセーラにエミリーを返さざるを得なくなるのだ。

「それ、私のね?」

「今日がどんな日だか知ってるでしょ?」

「何故あなたを憎む必要があるの?」

「あなたを私の侍女に…」

「ありがとう、みなさん」

「例えばあの人形でもね!」

「せっかくだからもらっといてあげるわ」

「エミリーをセーラに返してよ」

「持って行きなさいよ!」

第33話「新学期のいじわる」 意地悪度★★★★
 長い夏休みも終わり、生徒達が学院に戻ってきた。セーラはアメリアの代わりにラビニアの出迎えを命じられ、学院に戻るとラビニアのトランクを部屋へ運ぶよう命じられる。ところがアーメンガードやロッティに声を掛けられておしゃべりを始めてしまうセーラ。ラビニアは当然これに腹を立てる。部屋に着き、母と別れたラビニアは、セーラに「ここに戻るのを楽しみにしていたの」「退屈なヨーロッパ旅行よりも」「なぜだかわかる?」と何かを含んだように声を掛ける。
 いよいよ新学期最初の授業が始まる、という時になってラビニアは自分の石板が汚れているのに気付く。これでセーラを呼び出すのだが、石板を汚したのは自分だとベッキーが申し出て謝罪してしまう。ラビニアはこれがどうしても気に入らず、持っていた石板でセーラを殴ろうとするのだが…。

「いい加減にしてよ!」

「ママ…」

「なぜだかわかる?」

「これでもちゃんと掃除したの?」

「え〜いっ!」

「え〜いっ!」

「ああっ!」

「私じゃないわ!」

「石板をセーラが急に…」
6枚目の画像は何かの間違いです。画像にマウスを合わせると…。

第34話「嵐の中のつぐない」 意地悪度★★★★
 秋も深まったある日、いよいよ学院には石炭が入荷されて暖炉に火が入ることになった。セーラが早速教室の暖炉に火を入れると、生徒達が暖炉の周りに集まって暖まる。ところが後から来たラビニアが無理矢理暖炉の前に割り込むのだ、これを見たセーラは咎めようとするが、「余計な口出しをしないでさっさと出て行け」と言われる。セーラが部屋を出ようとすると、今度は石炭の粉が服にかかったからと謝罪を要求する。謝るセーラにラビニアは自分の部屋の暖炉にも石炭をくべて暖かくするように命じる。
 授業が終わりラビニアがジェシーとガートルードを連れて自室に戻ると、暖炉の前でセーラが寝ていたのだ。これが我慢ならないラビニアはセーラを蹴飛ばして起こす、「身体の具合が悪いから…」というセーラにも容赦はないのだ。さらに学院の飼い猫が勝手に部屋に入っている事に腹を立て、猫を追い出そうと追い回す。その際に猫がインクの瓶を蹴飛ばし、ラビニアの「一番新しい、一番高い服」にインクが染みついて台無しになる。ラビニアは怒りに震え、このシミを元通りに戻さないと許さないとセーラに言う。
 買い出しに行ったきりのセーラは夕食の時間になってやっと戻って来た。なぜ遅くなったのかセーラは生徒達の前でミンチンに問い詰められる。セーラは正直にラビニアの服についたシミを取りに行ったと語るが…。

「どきなさいよ!」

「さっさと出て行きなさいよ」

「謝り方が気に入らないけど…」

「起きなさいよ!」

「図々しいったら…」

「出て行きなさい!」

「きゃーっ」

「私の一番新しい、一番高い服が…」

「ああっ! ラビニア!」

第41話「妖精達のパーティ」 意地悪度★★★★
 ラビニア主催のハロウィンパーティは華やかに幕を開く。ラビニアはくるみボートのゲームにセーラを参加させる。イカサマによってセーラを負かそうという魂胆だ。だがセーラのボートをひっくり返そうと波を作ったラビニアは、誤って自分のボートを転覆させてしまう。その腹いせに馬小屋へ行ったロッティをおどかすのだが…

「アーメンガード!」

(カボチャのランタン作り)

「これはセーラの分よ」

「うふっ(セーラ…)」

「それっ、それっ、えいっ」

「ええっ!?」

「うう〜っ」

「こらロッティ〜」

「あはは…」

第46話「また逢う日まで」 和解度★★★★★
 年の瀬も押し詰まり、学院はクリスマスパーティの準備で大わらわだった。率先して飾り付けに勤しむラビニア。そこへ隣のクリスフォードがセーラと弁護士を連れてミンチンを訪ねてきた。何をしに来たのだろう? と学院の皆が話題をする、ラビニアが「復讐に来たに違いない」と言うと「そんなことは…」と皆が騒然となる。
 院長室から響くミンチンの驚きの悲鳴、そしてアメリアがベッキーを呼んでベッキーのこれからについて説明する。これを聞いたラビニアはベッキーの降って湧いた幸せに呆然とする。
 続いて別人のように優しい声でミンチンが生徒全員を呼ぶ、ラビニアはこれに呆れた表情だ。ミンチンは全員の前でセーラが退学をした訳ではなくまたこの学院で勉強することになったと告げる、ラビニアはまた自分が代表の座から追われると思うと怒りに震える。だがジェシーとガードルートがセーラの復学を喜ぶのを見て…あれだけいがみ合ったセーラとラビニアが和解して、また喜びと安堵が積み重なることになるのだ。
 セーラがインドに旅立つことになり、その見送りに来た港でラビニアの退学と帰国を聞いてセーラが驚く。そんなにセーラにラビニアは名言を吐く…そしてセーラを照れた笑顔で見送ったところで、ラビニアの物語は静かに幕を下ろすのである。

(クリスマスツリーの飾り付け)

「この学院を買い占めに来たのよ」

「皆さ〜ん。さあいらっしゃい!」

「セーラさんはこのミンチン学院をお辞めになった訳ではないのです。」

「おめでとう、セーラ」

「私、あなたさえよければ…」

「♪主は来ませり」

「その頃はきっと私、アメリカ大統領夫人になっていると思うけど」

「さようなら〜」


3.ラビニアベスト3!
 ここで全46話全ての登場シーンの中から、強烈に印象に残っているラビニアを3つ選んだ。

・第7話の「セーラさんは列の先頭に…」 ・第20話の「履かせてちょうだい」 ・第46話の「その頃はきっと私、アメリカ大統領夫人になっていると思うけど」
 下記AAにもなっている、最初にラビニアのプライドが踏みにじられたこの顔が印象に残っている人は多いだろう。  逆にセーラのプライドをズタズタに踏みにじった時のこのラビニアの怖い顔も、多くの人の心に残ったことだろう。  セーラと和解してもラビニアはラビニア。ラビニアの生き方を示唆するこの台詞とこの顔が印象に残っている人も多いだろう。


4.他の名場面〜ラビニアのアルバム〜
 全46話から、上記に紹介した以外のラビニアの名場面を紹介しよう。

←アーメンガード、起きなさいっ!
(第3話)
ニューヨークで流行の服を自慢→
(第8話)
←セーラの父の死を知りほくそ笑む
(第11話)
配膳されたパンを落とす→
(第14話)
←5月の朝露を浴びて
(第18話)
ベッキーをつまみ出す→
(第21話)
←特権乱用・学院を裏で操る
(第27話)
ヨーロッパ旅行の荷物を運ばせる→
(第28話)
←セーラの病気は重いと力説
(第35話)
げほっ げほっ→
(第37話)
←アーメンガードの追求を受ける
(第39話)
追放させるセーラに声を掛ける→
(第42話)
←戻って来たセーラを見て毒舌
(第43話)


5.ラビニアのAA
↓第28話より

          ( ,     '⌒ >-'ー- 、_   }
           {     /          ̄ ヽ_
          / ヽヘ.__ /            ヽ
           ,' ,' /                  l
         {  | |                、 ,!
        | V            i i j__,リ ,'
         ハ       儿__ノノ}_ノレゲ⌒,!Y
        ,'  i  i  ,ノ´‐'',ニ=ー  ,ィ行y{イ
        /   ヽ、ヽ. } y'‐'T丁   '`.┴'/}|
         /     Trヘ!   `¨ ̄. :  ヽ; : |'′l
       /        ゞニヘ       ャ'′,!  ヽ
     /            ト、     ''ニ" /    \
    /              | ` 丶 、_, '        ヽ
   /    / ̄`ヽ-n-一'        !、 n_, -‐‐、  、ノ  /^f⌒ヽ、
   L__,.  /       ,ヘL__  ,. -┐ r‐-、`リ i    ヽノ  /  ヽ  \
    (  /      |i \〉i(   ∨   マヘ. l     \ /    \  `、
    `7        }}   | ` 、.__,,. 1 l /´``ー 、._,./      ` フ
     ,'        リ  /|      ∧  l |       ハ       /
     {        ,' /、|       /  ! い.         _/`)
      ヽ、       ,' /  `ー--一''づ、 |  l ヽ       └='"フ

↓第7話のこれもAA化されてる。。

  !::::::::::::::::::::::::::::::::   -‐   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ‐ -  ,
 ム_,, -‐  ´  ̄    _    -‐──‐‐‐─一- 、   ̄へ,
 ̄      _,,  -‐: :7 : : : リ : : : : ィ l : : ! : : : : : : : :.! ̄ ̄ ̄
 一: : ´: : : : : : : : 〃イノノレj_ノソ j_丿レj : :ノ: :ノ ノ
: : : : : : : : : : : : : イ "こニ≧、_         ートイ/
: : : : :._二__ ノ .斗rc寸ヽ ー"  ,.r≦∨/
:.:.: :. 〈  .ヽ彳   弋zリ /    . /rcヾk "  
: : : : : :∨ ソい|    " ̄ ¨ . ' . '. 〈zソ〃  
: : : : : : :ゝ、 寸       `   '   \ h   
: : : : : : : : : T ',.            ,. / ,′
: : : : : : : : : :l  ヘ.        r=─一  ∧
: : : : : : : : :.,′  ヽ        ー  ,:′',
: : : : : : : :./      ヽ、      /: : : :',
: : : : : : :,.へr ⌒\    >z  _/.: : : : : :.',

 ラビニアのAAはたくさんあるが、以下省略。

…ラビニアはAAが多くていいなー。アーメンガードなんか…ブツブツ。
 

6.最後に
ラビニア 「ちょっと? なによこれ?」
はいじま 「だから、ラビニア様のページを…」
ラビニア 「そうじゃなくて、これじゃあまるで私が最悪の女の子じゃないのよ!?」
はいじま 「と言われても…」
ラビニア 「それに一部はアーメンガードの時のキャプションを使い回してキャブ画を変えただけじゃないの!」
はいじま 「…」ガクガクブルブル
ラビニア 「アーメンガードみたいに可愛いのに作り直しなさいよ!」
はいじま 「こ、これが限界です」(逃げる)
ラビニア 「ちょっと、待ちなさい!」


待ちなさいよ!

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